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公開日時
2025/09/06 15:43
カテゴリ
一般登山

仙塩尾根

場所
南アルプス 仙丈ヶ岳、塩見岳
日程
2025年8月14日 〜 2025年8月16日
メンバー
西本会長、西本Y、杉田、石野

当初、北鎌尾根を計画していましたがお盆頭の豪雨で行き先を変え、9月の中止になった仙塩尾根に行こうとなり行ってきました。

8/13、18時姫路出発24時30分、戸台パーク駐車場到着、仮眠

8/14、始発の北沢峠行のバスに乗り込む。

7時、陽子さんを先頭に登山開始、久しぶりの縦走でとても楽しみ。 この日は曇ったりしながらもまずまずの見晴らし、10時10分仙丈ケ岳到着。 その後、野呂川越分岐まで気持ちの良い樹林帯や尾根歩きを楽しむ。 両俣小屋にテント泊の予定だったが熊の平まで行けるんじゃないかということになりそのまま行動再開。しかし段々と天気が悪くなりはじめ、2488のポイントであえなくビヴァーク。翌日のため早々に就寝。17時ごろに雨が降り出す。

8/15、3時50分に出発、ヘッデンを付け三峰岳を目指す。朝一番の登りがきつかった。

6時10分、三峰岳到着。西本会長が「塩見や仙丈よりも三峰岳の方が価値あるよ。」とおっしゃってたのが印象的でした。なるほど、塩見岳や仙丈ケ岳は日帰りでも行けるけど三峰岳は2泊3日しないと行けない山だから価値あるなあと実感、間ノ岳と農鳥岳の間から富士山が見える最高の山でした。今回の山行で一番印象的な山でした。

三峰岳の頂上で東京大学ワンゲル部の大学生と一緒になり、聞くとなんと今日で南アルプスに入って13日目、南アルプスを16日間かけて回るの計画だとか。すごすぎる。 陽子さんと「文武両道とはこの子たちのことだね」と感心しました。

そしてこのあたりから見え出したはるか向こうの塩見岳を目指し、最高に気持ちの良い天空の縦走路をひたすら歩く。北岳、間ノ岳、農鳥岳の圧倒的な迫力と、その向こうに見える富士山を眺めながら最高の気分で熊の平小屋を目指す。

7時25分、熊の平小屋到着。ここの水場の水が最高においしかった。今まで飲んだ水場の水で一番おいしかったです。おいしすぎてポカリにして飲むのがもったいなかったのでずっと水で飲んでいたら、その後の登りで塩分不足でバテてしまいました。

塩見岳の登りの最中、遠くに見える雨柱を見て西本会長が「3分で休憩とカッパに着替える」と判断。みんなはサッと着替えてるのに僕はまず水分補給して結局5分かかってしまいました。まだまだ勉強中です。

13時5分、塩見岳山頂に到着。雨が降っていたので写真だけ撮り早々に塩見小屋へ出発。 道中、テントが濡れているとか温かいご飯が食べたいとか石野さんが小屋泊したことないとか、色々理由(大方、杉田が)を付けて小屋に泊まろうということになり塩見小屋に到着。 予約していなかったので夕食なしでなら泊まれるとのことだったが、夕食を絶対に食べたい(杉田が)とのことだったので三伏峠小屋に電話予約して小屋まで3時間歩く。

17時、三伏峠小屋到着、13時間行動でした。 石野さんは初めての小屋泊だったのでとても快適そうでした。 夕食はカレーライス。みんなお替りして満腹でした。 寝床に入ってたくさん笑い話をして楽しい時間を過ごし19:30に消灯。

16日、朝6時、雨の中を下山開始。8時登山口到着。 3日間の行程は25時間行動、距離35.9km、のぼり3,476mでした。

仙塩尾根は3,000m峰の山々を眺めながらの最高の尾根歩き、苔むした広々とした樹林帯歩き、おいしい南アルプスの天然水、3日間まったく飽きることのない最高のロングトレイルコースでした。すごいおすすめです!

北鎌尾根が行けなくなりどこに行くか思案してたところに陽子さんのナイスアイデアで仙塩尾根に行けて最高の山行でした、最高のアイデア、ありがとうございます!

常に一番後ろからパーティー全体を優しく見守ってくれた会長、ありがとうございます!

辛抱と根性の男、石野さん。満身創痍で先頭を歩く姿はかっこよかったです!

最高のお盆の山行となりました。

写真は三峰岳での一枚。後方には間ノ岳、農鳥岳、そして富士山。