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公開日時
2025/08/04 22:58
カテゴリ
一般登山

剱夏合宿 奥大日岳班

場所
北アルプス 立山
日程
2025年7月19日 〜 2025年7月21日
メンバー
後藤、上田(CL)、荻原
  • 源次郎班 西本会長、陽子さん、武田さん、金田さん
  • 一般道班 後藤さん、上田Aさん、荻原
  • 八ツ峰班 塚本さん、石野さん、森さん、杉田さん
  • 後日合流班 上田Mさん、寺本さん

2025.7.19.Sut 1日目 19日3時頃立山駐車場に到着。 4:30頃まで車中で仮眠 4時から既に立山ケーブルカーのチケット待ちが始まる三連休の初日。 ケーブルカー▶バス;;🚌;;を乗り継いで室堂ターミナルへ。 ミクリガ池を眺めた後、地獄谷の硫黄の香りが時折香る中 剱沢を目指す。 快晴☀️で日差しが激強の本日、 1日目のフル装備を背負いながら厳しい雷鳥坂を登る。 剱御前小屋からの景色、涼しく吹き抜ける風に疲労感が癒される。 初めての日本アルプスで、剱御前山から見る景色にも大興奮😊 剱御前で500ml、900円のビールをちゃっかり買って、雪渓❄️も踏みながら剱沢キャンプ地まで。 日が出ていると汗ばむくらいの暑さの中、1日目の夜はシーチキン鍋。 初めての高度2526m、少し頭痛があるような、ないようなビールで押し流す🍺 あっつい中、雪渓でキンッキンに冷えたビールは最高でした。 余った鍋を杉田リーダーと2人で飲み干す。重たいロープやクライミング道具を持ちながら、2.1kgずつ背負って下さっていた具沢山の食材たち。私は共同装備としてテントのポールしか持っていませんでした。背負ってくださった皆さんに感謝しながら鍋を頂きました。ほんっとうに美味しかったです。 明日はAM2:00出発の班があるから、PM6時頃には就寝準備。まだ日が沈まず、外は明るく他キャンプからの声も聞こえるなか、6人用テントで6人の隙間のないつめつめのテントで19時頃就寝。 夜間トイレで目が覚める。 テントをあけると、空に満点の星々。 振り落ちてきそうな大粒の星たち。天の川も見渡せる。 雪渓❄️も渡りながらトイレの旅へ🤣 トイレから帰ってきて、暫く岩に寝っ転がり星鑑賞。寒い! 2時に八ツ峰班は出発し、 3時頃にはとりつきを目指して登ってゆく人々のヘッデンが、ポツポツと連なっているのが見える。 既に多くのテントがそれぞれの山行に向けて起床していた。

2025.7.20.Sun 上田さんと巡る、剱岳を色んな角度で見ようの会⛰️ 今回、私は剱岳には登らず。 登山客が本当に多くて、カニの横ばい・縦ばい40分以上も待つことも。登山経験の少ない方も多くいて、追い越しの際に崖側に避けた人がザックで押されて転落する事故も過去にあったらしい。 色々考慮されて上田さんのとった判断。 4:30に剱沢ベースを出発して、奥大日岳を目指す。 朝焼けで山々が赤く染まってゆく。 昨日来た道を戻り、 剱沢→剱前御前→奥大日岳 右を見ると富山湾、左をみるとまだら模様の雪渓が広がる。 下から地獄谷のごーごーとした蒸発音の轟。 槍ヶ岳や白山を見ながら、 まず一気に室堂(2400m程)と同じくらいの標高ま下り降りる。 そこから急勾配を2605mの奥大日岳まで。 奥大日岳からは、360度全方位がひらけた壮大な眺望がひろがる。 日大までは行かず、ゆっくり休憩して来た道を戻る。 あっつい日照りの中、上田さんに教えてもらって雪渓の雪をキャップの中に放り入れて頭を冷やしながら下り降りた急勾配を再び登ってゆく。 「来た道撮っとかんでええの?」と言われ、振り返ると奥大日岳までの道のりが見える。ああ、私はあそこに登っていたのかと写真をパシャリ📸 随分遠くまで、高く登ってたんやな。

帰り道初めて雷鳥と出会う🕊️ 「雛🐥⸒⸒とはぐれたみたいです」と言われて母親が雛を探して鳴いてるのかと思った。 後で、真由美さんから、お母さんは絶対に雛を見失うことはないのだと。雛を守るために自分が注目を浴びるように鳴いていることを知った。 剱岳が最高にカッコよく見える別山へ⛰️ 剱御前でビール飲んで夕飯様のビールも買ってベースへ帰宅。笑 寺本さんが沢山持ってきた料理グッズで笑 酒のあてを頂きながら先に乾杯。 17時頃帰ってきた、源次郎班とともに夕食。 源次郎班では、近くの登山客が1人転落。 剱岳は落石が本当に多くなっているらしい。 20cmほどの落石が落ちてきても、登山客が多いため右にも左にも避けることができずどれだけ自分が気をつけていても事故になることがある。 どうやら落石が肩に当たり、20m程転落して動けなくなりへリコプターで救助される。 小さな落石でも、岩場にあたり岩が剥がれるきっかけを作ってしまうかもしれないため、登る時には絶対に落石をしないよう個人が注意しないといけない。 皆無事に帰ってくるのか、心配になりながら源次郎班と共にハツ峰班を待つ。 不意にトランシーバーから聞こえた八ツ峰班の声に安堵。ハツ峰班の到着は20時に。 2時から20時の18時間程にも及んだ行動。 ヘトヘトでも全員の無事を喜び合いながらハツ峰班へのラーメンを作り配って、明日の山行に向けてすぐに就寝。

2025.7.21.Mon 合宿最終日 立山縦走⛰️ 剱沢ベースから→剱御前→別山→別山北峰→真砂岳→富士 ノ折立→大汝山→雄山→一の越→室堂 最終日、最後の最後まで縦走するか雷鳥沢を降りて帰るか皆で検討。 2日間の疲弊も残る中、全員で立山縦走をすることに決定。 6時出発 「下山なのに登ってるやーん」と🤣言いつつも、別山で雷鳥の親子に出会い、来てよかったねと皆で癒されながら剱岳をバックにみんなで記念撮影。 先頭を歩くのは、経験豊富な後藤さん。御歳76歳。 後藤さんの山を登るペース配分が、本当に心地よく隊全体のペースを軽えていく。 何十年も山を登り続けてきた後藤さんの背中を追って、皆が歩をすすめていく。 3日目、杉田リーダーが90リットルザックの上からザックをもう1つかるい、得意げな表情。富士ノ折立までのあの、急な岩場を。 歩が遅くなった人へは、荷物持ったろか?と既に重装備なのにまだまだ背負おうとする💪表情を見て、声をかけて、最後尾から隊1人1人を気にかけていく。全員で同じルートを、皆で登頂しようという隊のあたたかい雰囲気に包まれて一丸となりながら少しずつ立山を進んでいく。荷物を皆で分担。 富士ノ折立から見える黒部ダムの水が青々と浮き出て、そこから見える景色が最高でした。 大汝山で初めての高度3000m超えた世界。 3015メートル。 雄山神社でお祓いをしてもらい下山。 隊全員で立山縦走完登。 全てが初めてだったけど、最高に楽しい3日間でした。 2泊3日のザック、こんな重たいもの背負って歩くのも初めて。疲労も、もちろん感じたけど夢の様な景色に癒されながら、何より他のメンバーの頑張っている姿に励まされて歩き続けることができました。 今回登ったメンバーでまたいつか登れるとは限らないから、一瞬一瞬を大切にした3日間でした。下山して、山行記録を書いている今も3日間が夢の中の事だったようなフワフワした気分です。 登山経験が少なく初心者の私を、山行に加えて下さり、準備の段階から沢山の助言を頂きありがとうございました。 今回、私の山行に付き合って下さった上田さんにも大感謝です。 皆さんの山行にもついていける様に、もっと山の知識や経験を増やしていこうと思います。 3日間本当に、ありがとうございました。