
- 公開日時
- 2025/07/07 22:39
- カテゴリ
- 一般登山
劔岳トレーニングで百回目の大川山系登山
- 場所
- 鳥取県 大山
- 日程
- 2025年7月6日
- メンバー
- 西本会長、西本Y
私が初めて大山に登ったのは半世紀前の高校時代のこと。 山岳部の夏山合宿で、船上山~大休避難小屋(泊)~大休口~地獄谷~駒鳥小屋(泊)~鳥越峠~剣が峰~弥山~大山寺 の山中二泊三日の登山でした。 そして翌年には、鏡ヶ成キャンプ場~烏ヶ山~鳥越峠~駒鳥小屋(泊)~振子沢〜ユートピア小屋(泊)~剣が峰~弥山~大山寺を歩きました。
その後も事あるごとに大山山系を歩き、今回は記念すべき、大山山系百回目の登山でした。
選んだコースは、高校時代に歩いた、懐かしいコースを繋いで歩く、川床〜大休峠〜大休口〜地獄谷〜振子沢〜親指ピーク〜大休峠〜川床を繋ぐロングコース。 今回は劔岳合宿のトレーニングのため、ワンディで歩きました。 川床〜大休口は昔は牛馬を引いて歩いたという自然歩道ですが、そこから先は、沢沿いの難コースです。高校時代はビブラム底の登山靴で歩きましたが、今では踏み跡も消えかけ、沢靴で沢芯を歩いたほうが手っ取り早くなりました。いくつかある堰堤を越える箇所がややこしい他は単純な沢歩き。初めてきた時は、8月だというのに残雪がありましたが、今では雪が多かったと言われる今年でも雪のかけらもありません。
駒鳥小屋の上流で水を補給し地獄谷から支流の振子沢へ。陽子が振子沢と地獄谷、名前を交換した方が良いと言う通り、ここからが地獄でした。午後の気温上昇、真上にある太陽の日差し、そして殆ど登山者のない藪に覆われた踏み跡を、昔は快適なルートだったのにと思い返しながら、もがきながら進みました。
尾根に出る最後の急坂を登る頃には足が動かなくなりました。ここから宝珠尾根に抜けるか、大休峠に行くか。前者は整備された登山道からの長い舗装路歩き。後者は舗装路歩きはないものの藪漕ぎ確実の難路です。 どっちもどっち、最後は陽子に引っ張られて藪の中に突入し、歩行距離16km、累積標高1400mを所要11時間かけて歩き切りました。
三倉岳の夜の不摂生で体調を崩し、6月初め以降はクーラーの効いた部屋で過ごすことが多かったので、暑さと日差しが応えました。ホタルを見に行く陽子についていこうとしますが、大山寺の参道に息を切らしてしまいます。
劔岳が思いやられますね。