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公開日時
2025/04/21 16:41
カテゴリ
ロッククライミング

雪彦山クライミング

場所
兵庫県 雪彦山
日程
2025年4月19日
メンバー
西本会長、西本Y、杉田、石野、森、金田

東稜ノーマルルート班

夏の剱岳合宿に向けてクライミングと懸垂下降の練習をしなければと思っていましたが、山行計画には下部スラブ~スベリ台~ジェードルクラック…これは無理だな諦めかけていたところ、会長に声を掛けて頂き東稜に同行して頂ける事になりました。

昨年は体調を崩しほぼ1年クライミングをやっていなかったのと、東稜は前回初めて登って以来1年半ぶりというブランクもあり不安いっぱいのスタートとなりました。

7:30駐車場集合、ジェードルクラック組と途中まで一緒に歩き東稜取り付きへ。

今回リードはオール西本会長です。

まずは1ピッチ目で懸垂下降の練習です。

一年半ぶりでめちゃくちゃ緊張しましたが無事登攀、陽子さんを待って懸垂下降のレクチャーを受けました。

まずは陽子さんのお手本下降から、さすがに上手に下りておられます。

続いて私…ギクシャクして一定の速度で降りれない、フラフラして横に振られる、等まだまだ修行が必要です…。

ここで気付いたのですが、下りたという事はもう一度登らないといけないって事??

本来6ピッチのはずが7ピッチ分の体力消費…登り返した時に会長からもう一回やる?と聞かれ、丁寧にお断りしておきました(笑)

その後、2ピッチ目の終了点からスベリ台を登る我らがエースたちの雄姿を特等席からのんびり観戦。

スベリ台の真ん中ルートは難易度高めとのことですが、さすが我らがエース森さん!

苦戦するものの果敢にアタックし無事登攀!リードであれを登り切るのはホントカッコいい!

二番手は何やら怪しい動きをするレインボー杉田改めユマール杉田(笑)詳細は別レポ参照。

三番手は石野さん、かなり苦労されてましたが無事登攀。これまたカッコいい!

皆さんの雄姿を見て刺激を受けつつ東稜の核心部チムニーへ。

前回はここで中に入り込んでしまい中々抜け出せなかったのですが、今回は早いうちから左の壁を使って外に、前回よりはすんなり登れたと思います。

その後、馬の背をクリアし残るは苦手な最終ピッチへ

あの高度感と横移動が苦手でドキドキしながら登り始めましたが前回のルートを全く覚えてなく…

後ろから陽子さんにアドバイスを頂きながら何とかトップアウト!

登り切った後に見る地蔵頂上からの景色はホント最高でした!!

会長からジェードルクラック組を待つ間にもう一度懸垂下降の練習をするか?と聞かれましたが…、そんな体力が残っているわけもなく丁寧にお断りさせて頂きました(笑)

今回2回目の東稜チャレンジでしたが、前回はテンション張り気味で少し引っ張り上げてもらった感がありましたが、今回はテンションもさほど張らずにある程度は自力で登れたのではないかと思います。

この調子で今年はもう何度か東稜にチャレンジしスキルアップを目指したいと思います。

下部スラブ〜すべり台〜ジェードルクラック班

1ピッチ目、下部スラブ。リード森さんが順調に登り、セカンド杉田、石野さんの順で登攀。

下部スラブ、終了点まで登ったのはこの日が初めて。怖かった、の一言。

自己引き上げシステムを使ったりA0を駆使してどうにか終了点へ。こちらのチームに参加したことを後悔。森さんと石野さんに励ましてもらいながら2ピッチ目はどうにか快適に登れました。

そしてこの日の核心、滑り台真ん中コース。

リードの森さんが果敢に登りクリア、すごくかっこよかったです。あんな細かいところによく乗るわ、と感心です。

そしてセカンドの僕の番、東稜チームが見守る中僕も真ん中コースにチャレンジ、秘密兵器ユマールを使って。 前々からにっちもさっちもいかなくなったときにユマールを使えばどうにかなるのではないかと想像していました。ここぞとばかりにユマールを使い東稜チームからの声援?笑い声?を聞きながら何とかクリア。

西本会長に「昔ヒマラヤ行くときに雪彦でユマールを練習したけど、それ以外でユマール使っとる奴を見るのは初めて」と褒めていただきました(笑)

その後ジェードルクラックを石野さんリード、最終ピッチ森さんリードと完全に連れて行ってもらった登攀になりました。 二人ともすごかったです、ありがとうございました。

写真は東稜から見た、滑り台のユマール杉田。

すべり台をユマールで登る杉田さん