活動履歴ブログ

姫路岳友同人会の活動履歴
2022年1月15日
積雪期登山

東山(鳥取県) 山スキー

#山スキー #東山
日程
2022年1月15日
山域
鳥取県 東山
参加者
後藤、 上田A、 山口、 塚本、 杉田 (他2人)

当初は 6名でスタート、の予定でしたが、急遽当日の朝、前回の例会で入会されたばかりの杉田さんから「参加したいです!」との連絡が!初めての参加で、急遽の当日、しかも全員山スキーの中ひとりワカン。にもかかわらず、、、、

それでも参加したいという熱い思い(たぶん)で、こちらに向かっているとのこと。あまりないシチュエーションにちょっと戸惑うも、まあなんとかなるかとの岳友気質(なのか?)にて、登山口で杉田さんを待ちます。東山へのルートは色々あるも、今回は吉川の集落から。通常一番最短のルートと言われているも、除雪がされておらず、色々あって結局は割と長いルートに!

除雪の最終地点まで行き、そこに杉田さんが合流し、そこからスタート。6名は山スキー、杉田さんのみワカン。

杉田さんにはあらかじめ同じペースでは歩けない、山頂まで行けなくてもある程度までいったら途中で下山することなど伝え、出発。

雪はそれなりに深く、スキーとワカンでは全然浮力が違い、すぐに離れてしまう。

踏み跡のない雪の上をスキーはサクサクと登っていく。みんなそれぞれラッセルをしながら、最後はやはり体力強強の山口さんがガンガン歩いていく。

あっという間にできていく踏み跡につられしばらく歩いていくと、どうやら勢い余ってさらに南の別尾根を歩いていたらしい。

それでもその尾根伝いに行けば林道に出るらしいので少し遠回りになるもののそのままその尾根を行く。

どうも責任を感じたらしい山口さんがさらに熱を帯びた熱いラッセルを林道までしてくれる。かなり傾斜のキツイところもあったけれど、道ができていると楽だった。林道に出た時には付けていたマスクを絞ったら水がジャーっと出るほどの汗。山口さん、お疲れ様でした。平坦な林道は塚本がラッセル。

塚本、山口、上田Aの順で歩くと、上田Aから「全然ラッセルなってない!」とクレーム。全然沈むらしい(笑)確かにラッセルというものの、大して沈まず楽でした。

途中少し足が痛くなったので、ラッセルしたくてうずうずしているという変態山口隊長にラッセルを交代。

途中本来のルートの林道との出合いに着く。ここから下りれるようにと目印をつけた。林道の途中で後藤さんが痛めた肩が痛いのでここで降りるという。

後藤さんはここで来た道を戻る。塚本は傾斜のキツイところで毛の手袋を落としたので見つけたら拾ってくださいと半ば諦めながらも後藤さんに託す。 林道が終わると右側にようやく夏道登山口。ここからは滑り降りると楽しいだろう斜面を登っていく。雪も悪くない。下りを想像しながら楽しく登れるのはスキーの醍醐味だなぁと思う。

登りながら頭では何度も滑り降りている。いい斜面は汚したくないので、なるべく端を登っていく。塚本は足のくるぶしの痛みであまり早く歩けなくなる。カオナシたかさんも足がつって時々休みながら歩く。

元気いっぱいの山口隊長と上田Aさんが先に山頂へ行き、昼食会場の設営をしてくれる。そしてどうにかこうにか、やったぁ、誰もいない山頂!と山頂にたどり着くと人数がおかしい。どうやら先客がいたようだ。

そして先客は私たちが滑り降りる方向へ滑っていく。ちょっとがっかりな気持ちだが、まあ気を取り直してみんなで昼食をとる。

その中で上田さんが「朗報やで」という。なんと私のグレーの手袋が見つかったという。「後藤さーん!」って思ったら、なんと見つけてくれたのは杉田さんだった。「杉田さーーん!」晴天の山頂にて大きく万歳。

昼食をとってカオナシたかさんがカオナシに変身してみんなで山頂記念撮影。

そしてカオナシさんのまま滑り降りる。ほとんど見えないのにうまいな。山口さんにカオナシさんと滑ってるところを滑りながら撮ってと無茶振りし、山口カメラマン、スキーとカメラの腕を本領発揮してくれる。いい雪でいい傾斜で気持ちの良い滑り。楽しい!

でもまだスキー未熟者としては木々の間隔が狭かったり雪が凸凹していたりすると、すぐこけます。塚本と上田Aさんはふかふかの雪の上を同じところで転んでました。気持ちいい雪なのにコケるなんてもったいないし、悔しすぎる。ますますスキー熱を燃やすのでした。

途中カオナシたかさんと友人はお上手なので谷を滑ったり尾根に戻ったりする自由自在のルートを滑りに消え、まだまだ山スキーには慣れが足らない塚本と上田Aさん、それに付き合う山口さんは尾根を素直に滑り降りるコースへ。ここでまたたくさんこけ、木にぶつかったりなど苦労しました。

途中、オーバー手袋を片方落とし、上田Aさんに拾ってもらったり、最後には携帯を落とし、偶然にも落とす瞬間を見たという神様のような山口さんに奇跡的に拾ってもらえるなど、幸運をまとめて使い果たす出来事もありました。3回万歳、万歳三唱でした。そしてスキーでの初めての渡渉もあり。2か所水に入らねばならず、山口さんはもう終わりだからとバシャバシャ入られ足を濡らしていましたが、私は濡れるのが嫌で必死に頑張り、なんとか乗り越えました。こんな渡渉が序盤でなくてよかったと思うと、ルートを外れた山口さんの猪突猛進も正解だったのかも。

出発地点の車にたどり着くと、「お疲れ様でした!」とグレーの手袋を持った杉田さんが出迎えてくれました。杉田さんは途中で後藤さんと合流し、林道に出たところで一緒にお昼ご飯を食べ、楽しかった!とのこと。嬉しい報告でした!みなさん、良いメンバーが加わりましたよ!(手袋拾ってもらって単純に喜ぶ塚本)

長い一日になりましたが、みんなが笑顔で下山できてよかったです。今年はまだまだガンガンスキーに行きますので、皆さんよろしくお願いいたします!

山頂で
山頂で