快晴の 3 連休に前穂高岳 IV 峰 正面壁の登攀と北尾根を歩きました。
初日、沢渡へ到着すると、駐車場にはすでに沢山の車。
少し仮眠をとって目覚めるとタクシー乗り場には長蛇の列ができていましたが、それほど待つことなく上高地へ。
観光客でにぎわう上高地から幕営地の奥又白池を目指して歩く。
途中の中畠新道の急登に苦しめられましたが、12 時過ぎに奥又白池に到着。池のほとりにはすでに 2 張りほどテントが張られていました。
心配していた水場も問題なく利用でき、持って上がったアルコールで乾杯し、翌日に備え早々に就寝。
2 日目 4 時起床。
この日も北アルプスは快晴。
北尾根歩きの尾國さんを残して 5 時奥又白池を出発。
眼前には朝焼けの前穂高岳、後ろには雲海に浮かぶ富士山という絶好の景色の中、松高ルートの取り付きを目指します。
7:00 松高ルートの取り付き点に到着。
パーティ構成は先行、田路、武田、上田 A。後行、上村、金澤、阿部。
岩がもろく一手一手確かめながらの登攀。落石も多くありなかなか苦労しましたが、12 時に無事終了点へ。
予定では全員で前穂の本峰まで行く予定でしたが、達成感なのか疲労感なのか気持ちが折れ、奥又白池へ戻ることに。
III,IV のコルで待機していた尾國さんにも引き返してもらい途中合流、全員 V,VI のコルから幕営地に戻りました。
奥又白池には 15 時過ぎに到着。予定より早く戻ってきたため、徳沢園まで戻ることにしました。
徳沢園到着は 18:30。
朝 5 時に出発してから 13 時間半行動で皆クタクタでしたが、徳沢園でビールを買って乾杯。その後も持ってきたおつまみをあてにビールでプチ宴会し 21 時ごろ就寝。
3 日目、すでに徳沢園まで戻っているので、あとは消化試合。
時間が早いということもあって、普段は通り過ぎるだけの上高地を少し散策し帰路につきました。
3 日間快晴に恵まれ、会心の山行となりました。
- (松高ルート) 田路、金澤、上村、上田 A、武田、阿部
- (北尾根) 尾國