14 日、美しい景色に心奪われ、意気揚々とテント泊の荷物を担ぎ真砂沢ロッジまでいくも、上田君の足の痛みが酷いため翌日の登攀を断念する旨をきく。
15 日、井口、山口の 2 人で 4:10 テントを出発。
I・II 峰のルンゼ取付きに到着。不安定な雪渓と定着してない草付きをピッケルで格闘しながら岩場の弱点を突きつつ、ルートを慎重に選んだつもりが・・・・
II・III のコルに出てしまった><;;
ともかく稜線に出るとあとは尾根通しだと安心したが、とんでもなかった!
ピークから次の岩を見てルートを考えるが、あんな岩登れるのか?と思いながらも、エスケープルートは不安定な雪渓に阻まれ行くしかない。
懸垂の方もよくよく懸垂下降ポイントを探すと、支点はいくつか見つかるが、降りる先を見下ろすと藪だったり、口の開いた雪渓だったりで焦る場面も多かった。
幾度も心は折れかけたが、最後までトップで勇ましくザイルワークも率先して捌いてくれた山口君の勇姿になんとか励まされて剱岳の頂上へ。そのまま平蔵谷を下りて 18:30 テント場へ帰着。
16 日はヘトヘトの体に鞭を打ちながら、テントを撤収し室堂まで。
帰りに名物の富山ブラックで塩分補給し帰ってきました。